往年のスーパースターとして名高いオードリー・ヘプバーン。彼女の華奢な身体を活かしたクラシックでキュートなファッションスタイルは、いつの時代も愛され私たちの心をときめかせてくれます。
この記事では、写真でファッションスタイルのインスピレーションを提案し、あなたでも取り入れられるアイテムや工夫をセレクトします。
時代に流されない永久不滅のオードリールックを手に入れましょう。
『オードリー・ヘプバーン』ワードローブ
オードリースタイルのポイント
・フレンチシックなクラシックテイスト
・華美な装飾は避け、洗練されたシンプルデザイン
・3首【首・手首・足首】は魅せる
・まずは白・黒・赤・ベージュの配色で
オードリーは、フレンチシックを彷彿させるクラシックなテイストが特徴。
いたってシンプルなアイテムが多いですが、シンプルだからこそ ひとつひとつの素材や作りに洗練さが求められます。
オードリーのボディは瘦せ型で華奢。しかしながら太ももやふくらはぎに筋肉がついていてメリハリのあるボディラインをしています。
ボディラインの緩急をだすために3首といわれる【首・手首・足首】、そして【ウエスト】この4パーツは細くみせましょう。
銀幕のヒロインらしくモノトーンな白・黒にくわえて、女性らしさがでるベージュ、アクセントカラーには赤を入れるようにすると一気にクラシカルな雰囲気がでます。
ここからはそれぞれのファッションアイテムごとの紹介です。
揃えるべきファッションアイテム
■プルオーバー黒トップス
首が長く見えるプルオーバーネック。袖は7分丈で細身のフィット感があるものが好ましいです。生地はややつるんとしたキレイめのものをセレクトしましょう。真冬の時期は黒のタートルネックでもOK。
■ビック白シャツ
女性らしい華奢な身体を包み込むような大きめの白シャツは一枚あると便利。そのときも首や手首を出し細さをだすようにしましょう。
夏のシーズンはノースリーブの白シャツが爽やかでおすすめ。
■赤カーディガン
アクセントになる『赤』をワンアイテム投入するだけでコーディネートにメリハリがきいてきます。
カーディガンをそのまま着てもいいし、肩から羽織ったり、プロデューサー巻きしたり活用がきくアイテムです。活用をするためには、カーディガンはクロップ丈やロング丈などにはせず、ベーシックなカタチがベストです。
■サブリナパンツ
サブリナパンツとは、オードリーの出演映画『麗しのサブリナ』で着用し一躍有名になったパンツです。7部丈でフィット感があることが特徴です。女性らしい丸みのあるフォルムをつくりだすことができます。
■フレアスカート
ウエストからふわっとAラインに広がるフレアスカート。ベージュやブラックは使いやすいです。ウエストは太ベルトをつけられるくらいの幅があると良く、ハイウエストで着用します。
丈はひざ下のミモレ丈のものをチョイス。
ミモレ丈は真ん中の長さです
■ウエストベスト
あるとこなれ感が一気にでるプラスワンアイテムです。上下のアイテムをセパレートし、ファッションのアクセントとして活躍します。おすすめはブラウン、ダークブラウン。ブラックだとやや重い印象になるので、上下のアイテムのつなぎとしてブラウンのようなニュアンスカラーを選ぶようにしましょう。
■ブラックワンピース
カジュアルにもフォーマルにもつかえるブラックワンピース。ウエストラインはややくびれがあり、華奢にみえるデザインです。肩が大きくワンピースに抵抗のある骨格(骨格ストレート)ならワンピースはXやAではなく、ボックス型を選ぶと良いです。
シャツワンピースなんかもおすすめです。
■トレンチコート
羽織るだけで主役級になるトレンチは春、秋に大活躍します。よりオードリーらしさを求めるならウエストマークができ、全体的にXラインにみせることができるややフェミニンなトレンチがおすすめです。
■帽子
作品によって様々なデザインを着用するオードリーですが、まずは王道の女優帽からはじめましょう。つばは広め、クラシックなものを選びましょう。
ただ顔タイプによってはつば広ハットが似合いづらい人がいます。子供らしい顔立ちのひとには違和感がでやすいアイテムなので、自分の顔立ちにフィットした帽子を選びましょう。
■ストライプスカーフ
『ローマの休日』でもおなじみのスカーフ。いままでスカーフを身につけたことがないあなたも、この機会に取り入れてみましょう。まずは白とブラック(またはグレー)のモノトーンスカーフをゲット。
スカーフは大きさによって印象やアレンジ法が変わりますが、『ローマの休日』のような可愛らしいアクセントとして活用するならハンカチスカーフ(53㎝×53㎝ または 65㎝×65㎝)を推奨。それ以上の大判スカーフになるとショールのような使い方や、首元にボリュームをもたせた客室乗務員(CA)さんのようなアレンジになります。
スカーフの柄はパーソナルカラーや顔タイプによって似合う似合わないが左右されやすい難易度高いアイテムになるので事前にイメージコンサルを受けておくか、試着してからの購入をおすすめします。
■サングラス
上にも下にも丸みがあり、目尻が上にあがるデザイン。有名なのは『ティファニーで朝食を』で着用したRay-Ban(レイバン)ウェイファーラーのサングラスです。
■アクセサリー
ファッションアイテムはスタイリッシュなのでフェミニン感をプラスするために活躍するのがアクセサリーです。小粒パールのアイテムはとくに女性らしさがだせるのでおすすめ。
より洗練されたスタイリッシュさを求めるならゴールドのシンプルなアクセサリーが良いです。
■コンパクトレザーバッグ
オードリーの華奢なボディにあうのは、コンパクトなサイズのバッグ。クラシックな装いにあうブラックかブラウンのレザー。ファッションはシンプルなのでブランドバッグも映えるでしょう。
■バレエシューズ
オードリーファッションアイテムとして度々でてくるのが、バレエフラットシューズです。著者も日常的に履いていますが、着脱衣も楽だしペタンコなので疲れないのでとてもおすすめです。
つま先はラウンドしていると女性らしさがでて、とがっているポインテッドトゥだとよりスタイリッシュになります。
ヘアスタイル
・髪色はブラウン~ダークブラウン
・長さはセミロング
・ウェーブのきいたくせっ毛
・前髪はオン眉のベビーバングで斜めに流す
・サイドはおくれ毛なしのすっきり。耳上刈り上げてもいい。
まずオードリーの髪質はコシのあるダークブラウンヘアで、クセがあるのが特徴。カラーリング等で華やかに魅せるのではなく、地毛の色をいかしたナチュラルヘアです。
ヘアデザインは前髪の短さと厚みが特徴的。長さはセミロングがベスト。ヘアアレンジがきく長さだと楽しめます。
いわゆる『オン眉』カットは顔のカタチによって似合うデザインが変わってくるので、美容師さんと相談してから決めましょう。
↓『麗しのサブリナ』前髪のハウトウでわかりやすかったので貼っておきます。
メイク
・太く意志の強い眉
・アイライン太目、目尻を吊り上げるキャットライン
・上向きにしっかりむいたまつげ
・細くて高い鼻
・口角のあがった口元
オードリールックで出かけたい場所
オードリールックはフォーマルにも、カジュアルにも対応できる万能コーデです。動きやすいトップスとサブリナパンツを選べば公園などカジュアルシーンでもお出かけが可能。そんなラフな面も持ちながら全体的にはクラシカルで上品ルックなので、伝統を重んじる場所やヨーロッパの異国情緒あふれるスポットなどもおすすめ。
■国内おでかけスポット
オープンテラスカフェ
晴れた日の休日は、オープンテラスのカフェでゆっくりモーニングを楽しむのはいかがですか?
スマホはバッグにしまって、小説を読んだり、景色を眺めるたり、充実したときになるはず。
美術館・博物館
美術館、博物館、そのほか文化遺産を巡るとき、上品かつ動きやすいオードリースタイルはTPOとして適切な装いです。
静かなホールでヒールの「カツン カツン」という足音が気になる人でも、フラットのバレエシューズならその心配なし。
皇居外苑
大人の休日散歩としてよくピックアップされるのが皇居外苑。大きくひらけた道にはランニングをする人や親子でアクティビティを楽しむ人たちなど皆それぞれが自由を楽しんでいます。
余談ですが、外苑を1週すると約8,000歩になるそうで歩くだけでいい運動になります。
東京・丸の内
歴史的建造物と高層ビルが融合する東京、丸の内エリアは某企業のCMでも『パリのような東京』としていました。
クラシカルなオードリー風ファッションなら街並みにぴったり。近代建造物の「三菱一号館美術館」も写真映えするのでぜひ足を運んでみてください。
東京・自由が丘
自由が丘の開発がすすみ、『おしゃれなまち』として名高いですよね。
スイーツが有名でもあるので、街を歩けばコーヒーやベーカリー、スイーツ店がそこかしこに点在しています。
個人的にはアンティークアクセサリーショップやアパレルの路面店をめぐるのが好きです。
横浜・馬車道みなとみらい
夜景の美しさも見てほしいですが、日中のおでかけにもぜひ立ち寄ってもらいたいのが横浜エリア。
バロック様式の建物が多くありクラシカルな雰囲気です。みなとみらいを象徴する『赤レンガ倉庫』ではイベントをよく行っているのでイベントにあわせてお出かけしてみてもいいかもしれません。
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